2010年 01月 31日
イースター島の始皇帝 |
秦の始皇帝が不老長寿の薬を求めたことは有名な逸話だ。
彼から霊薬の探索を命じられた方士・徐福は、
東の海の彼方にある蓬莱に向けて船出し、
方術のために連れ立った3000人の男女児とともに姿を消したという。
その故事から2200年余り、
彼らが追い求めた不老不死の薬が、最近ついに発見されたそうだ。
それはラパマイシンという免疫抑制剤。
普段は、ガン治療薬や臓器移植時に重宝されているとのこと。
この薬、老化に関する酵素を抑制し、
哺乳類の寿命を20%ほど伸ばすらしい。
副作用もあって、市販薬として応用されるのはまだ先だろうが、
これまで老化機構に直接手を加える薬剤がなかっただけに、
なにやら期待が膨らんでしまう。
ラパマイシンは、イースター島の土壌から採取された。
徐福はどうやら日本列島を蓬莱と見定めていた節があるそうだが、
もし彼が、さらにその先、太平洋を渡り、南米沖に達したとすれば、
現実の長寿薬を見つけることができたかもしれない。
いや、イースター島にそそり立つ、モアイの石像を見ると、
始皇帝が頭にかぶる、冕旒冠(べんりゅうかん)を想起させるじゃないか。
もしかしたら、徐福はこの島に到達したのかもしれない、
などと想像を膨らませると、歴史と科学の狭間のロマンに浸れるなあ。
彼から霊薬の探索を命じられた方士・徐福は、
東の海の彼方にある蓬莱に向けて船出し、
方術のために連れ立った3000人の男女児とともに姿を消したという。
その故事から2200年余り、
彼らが追い求めた不老不死の薬が、最近ついに発見されたそうだ。
それはラパマイシンという免疫抑制剤。
普段は、ガン治療薬や臓器移植時に重宝されているとのこと。
この薬、老化に関する酵素を抑制し、
哺乳類の寿命を20%ほど伸ばすらしい。
副作用もあって、市販薬として応用されるのはまだ先だろうが、
これまで老化機構に直接手を加える薬剤がなかっただけに、
なにやら期待が膨らんでしまう。
ラパマイシンは、イースター島の土壌から採取された。
徐福はどうやら日本列島を蓬莱と見定めていた節があるそうだが、
もし彼が、さらにその先、太平洋を渡り、南米沖に達したとすれば、
現実の長寿薬を見つけることができたかもしれない。
いや、イースター島にそそり立つ、モアイの石像を見ると、
始皇帝が頭にかぶる、冕旒冠(べんりゅうかん)を想起させるじゃないか。
もしかしたら、徐福はこの島に到達したのかもしれない、
などと想像を膨らませると、歴史と科学の狭間のロマンに浸れるなあ。
by coolmoment
| 2010-01-31 13:12
| サイエンス