2010年 04月 29日
「おあづけ」の論理 |
イルカは、イカを調理して食べるらしい。
捕獲したイカの中骨を、器用に口で外し、墨を取り除いて食べるそうだ。
狩りを終えたイルカは、すぐに獲物を食べたいに違いないのに。
話は変わるが。
教育の世界に、ホメれば伸びる、という考え方がある。
コツは、成果をホメるのではなく、努力をホメること。
努力をほめられた者は、チャレンジ精神が形成されるが、
成果をホメられた者は、失敗を恐れて萎縮するんだそうだ。
イルカにしろ、ヒトにしろ、すぐに報酬が欲しい筈だ。
だが、両者とも、成果を一旦保留し、途中経過を大事にすることで、
より大きな報酬を得ている。
動物の脳神経に、報酬系という回路が存在する。
個体や種の存続に不可欠な行動には必ず快楽がつきまとう。
食べたい、寝むりたい、異性が欲しい。
この本能に打ち勝つのは容易なことではない。
だがヒトやイルカの知能は、
欲望に流されない自制心によってもたらされているように思える。
世の中、「おあづけ」に耐えられる者だけが、
全てを支配できるチカラを身につけるのではないだるうか。
捕獲したイカの中骨を、器用に口で外し、墨を取り除いて食べるそうだ。
狩りを終えたイルカは、すぐに獲物を食べたいに違いないのに。
話は変わるが。
教育の世界に、ホメれば伸びる、という考え方がある。
コツは、成果をホメるのではなく、努力をホメること。
努力をほめられた者は、チャレンジ精神が形成されるが、
成果をホメられた者は、失敗を恐れて萎縮するんだそうだ。
イルカにしろ、ヒトにしろ、すぐに報酬が欲しい筈だ。
だが、両者とも、成果を一旦保留し、途中経過を大事にすることで、
より大きな報酬を得ている。
動物の脳神経に、報酬系という回路が存在する。
個体や種の存続に不可欠な行動には必ず快楽がつきまとう。
食べたい、寝むりたい、異性が欲しい。
この本能に打ち勝つのは容易なことではない。
だがヒトやイルカの知能は、
欲望に流されない自制心によってもたらされているように思える。
世の中、「おあづけ」に耐えられる者だけが、
全てを支配できるチカラを身につけるのではないだるうか。
by coolmoment
| 2010-04-29 19:12
| サイエンス