2009年 03月 04日
知識集約とレバレッジ |
サービス業において収益性の高いビジネスモデルは、
知識集約度とレバレッジ効果の両方を高めているように思う。
■付加価値の創出
知識集約 :知見、経験、ノウハウによって付加価値を創出
労働集約 :労働力、体制、動員力によって付加価値を創出
■付加価値の拡大
レバレッジ:生産や販売を他社に委託可能で、容易に付加価値を増幅
ダイレクト:自社に付加価値を囲い込み、安易に模倣できない
試しにこの2軸で、IT産業周辺のサービス業の付加価値を分類してみた。
ソフトハウス :労働集約に近い知識集約、かつ、ダイレクト
SIer :知識集約に近い労働集約、かつ、レバレッジ
コンサルタント:知識集約、かつ、ダイレクト
パッケージ販売:知識集約、かつ、レバレッジ
オラクルやマイクロソフトなどの外資系ソフトベンダは、
明らかに、知識集約かつレバレッジのモデルを指向しており、
自社で難易度の高いショーケースを手がけ、販売パートナーに展開している。
そう言えば、セブンイレブンなどもこのモデルだし、
スマイルカーブ特化型メーカ(テレビのVISIO社など)も知識集約+レバレッジだ。
ASPやSaaSビジネスの失敗例は、本質的にパッケージ販売にも関わらず、
営業体制にレバレッジ要素が不足している事も一因ではないだろうか。
ITコンサルが持て囃されていた頃、安易に模倣できないことが重要だった。
しかし今や、コンサルティング・プロセスはコモンセンスになってしまった。
コンサル業界が高収益を維持するためには、
専門特化して徹底した知識集約を行い極めて高度な成功事例を多数輩出するか、
名人芸に達したコンサルティングスキルで模倣可能性を排除するか、
この2つしか無いんじゃないだろうか。
コンサルタントの皆さん、この道は大変ですねえ、、、
知識集約度とレバレッジ効果の両方を高めているように思う。
■付加価値の創出
知識集約 :知見、経験、ノウハウによって付加価値を創出
労働集約 :労働力、体制、動員力によって付加価値を創出
■付加価値の拡大
レバレッジ:生産や販売を他社に委託可能で、容易に付加価値を増幅
ダイレクト:自社に付加価値を囲い込み、安易に模倣できない
試しにこの2軸で、IT産業周辺のサービス業の付加価値を分類してみた。
ソフトハウス :労働集約に近い知識集約、かつ、ダイレクト
SIer :知識集約に近い労働集約、かつ、レバレッジ
コンサルタント:知識集約、かつ、ダイレクト
パッケージ販売:知識集約、かつ、レバレッジ
オラクルやマイクロソフトなどの外資系ソフトベンダは、
明らかに、知識集約かつレバレッジのモデルを指向しており、
自社で難易度の高いショーケースを手がけ、販売パートナーに展開している。
そう言えば、セブンイレブンなどもこのモデルだし、
スマイルカーブ特化型メーカ(テレビのVISIO社など)も知識集約+レバレッジだ。
ASPやSaaSビジネスの失敗例は、本質的にパッケージ販売にも関わらず、
営業体制にレバレッジ要素が不足している事も一因ではないだろうか。
ITコンサルが持て囃されていた頃、安易に模倣できないことが重要だった。
しかし今や、コンサルティング・プロセスはコモンセンスになってしまった。
コンサル業界が高収益を維持するためには、
専門特化して徹底した知識集約を行い極めて高度な成功事例を多数輩出するか、
名人芸に達したコンサルティングスキルで模倣可能性を排除するか、
この2つしか無いんじゃないだろうか。
コンサルタントの皆さん、この道は大変ですねえ、、、
by coolmoment
| 2009-03-04 14:38
| IT