2009年 03月 22日
デファクトの終焉 |
ウィンテルという言葉があった。
PCのデファクトを制したウィンドウズOSとインテルCPUを意味する。
日本のPCメーカーはウィンテルに利益を吸い取られた、と揶揄された。
ITの世界では、標準規格を取った者が勝ち組になるんだそうだ。
そして、ウィンテルが一時代を築いたことは間違いない。
産業化される技術には階層的性質があって、
あるレイヤーの標準が固まると、
その上下のレイヤーの産業化が一気に進む。
ウィンテルのようにOSとCPUが固定されれば、
下位レイヤーに相当するハードウェア層の設計と組み立ては一大産業となるし、
上位レイヤーに相当するアプリケーション層も巨大ビジネス化する。
現在、httpという通信方式がITサービスの根本標準となりつつある。
下位レイヤーたる端末の多様化、データセンターの拡充が進んでいる。
上位レイヤーたるブラウジング技術、クラウド技術が本格立ち上がり期だ。
注目すべきは、PC時代と異なり、核となる標準技術はオープンである事。
デファクト掌握が有利な時代は終焉し、収益は上下のレイヤーが産み出している。
ネットサービスには、金になるデファクトは無い。
そもそも顧客を囲い込むことが出来ない。
必要なのは、継続した顧客満足への絶えざる挑戦だけだ。
PCのデファクトを制したウィンドウズOSとインテルCPUを意味する。
日本のPCメーカーはウィンテルに利益を吸い取られた、と揶揄された。
ITの世界では、標準規格を取った者が勝ち組になるんだそうだ。
そして、ウィンテルが一時代を築いたことは間違いない。
産業化される技術には階層的性質があって、
あるレイヤーの標準が固まると、
その上下のレイヤーの産業化が一気に進む。
ウィンテルのようにOSとCPUが固定されれば、
下位レイヤーに相当するハードウェア層の設計と組み立ては一大産業となるし、
上位レイヤーに相当するアプリケーション層も巨大ビジネス化する。
現在、httpという通信方式がITサービスの根本標準となりつつある。
下位レイヤーたる端末の多様化、データセンターの拡充が進んでいる。
上位レイヤーたるブラウジング技術、クラウド技術が本格立ち上がり期だ。
注目すべきは、PC時代と異なり、核となる標準技術はオープンである事。
デファクト掌握が有利な時代は終焉し、収益は上下のレイヤーが産み出している。
ネットサービスには、金になるデファクトは無い。
そもそも顧客を囲い込むことが出来ない。
必要なのは、継続した顧客満足への絶えざる挑戦だけだ。
by coolmoment
| 2009-03-22 15:29
| IT