2008年 07月 28日
株式市場の感情支配 |
米国のサブプライムローンに端を発した株式市場の低迷が続いている。
原因となるローン会社の破綻救済の遅れや、金融機関の負債額が未確定であることから、
今しばらくの回復期間を要するものと思われる。
過去何度かのバブル崩壊を観察してみると、ピーク時からすとんと株価下落した次点から、
株価の安値安定まで18ヶ月程度を要していることが判る。
しかも、これがどんな事情、どんな背景を持った好景気であっても
ほぼそのタームが変わらないことに驚かされる。
つまり、株式市場上昇の支配要因は、ファンダメンタルでもテクニカルでもなく、
もうそろそろやり過ごせただろうという人間心理にあることが伺える。
株価が少しでも上がりだすと、我も我も、乗り遅れるなと人が殺到し、急上昇していく。
そして、もうやばいかもね、という心理が出たころに何かネガティブ要因が起こると、
それをきっかけに全員が市場から逃げ出すため、バブルが崩壊する。
市場は神の見えざる手が動き、価格算定の最も合理的な手段であると言われるが、
実は最も原始的なハレと恐怖の感情が支配しているのだと思う。
原因となるローン会社の破綻救済の遅れや、金融機関の負債額が未確定であることから、
今しばらくの回復期間を要するものと思われる。
過去何度かのバブル崩壊を観察してみると、ピーク時からすとんと株価下落した次点から、
株価の安値安定まで18ヶ月程度を要していることが判る。
しかも、これがどんな事情、どんな背景を持った好景気であっても
ほぼそのタームが変わらないことに驚かされる。
つまり、株式市場上昇の支配要因は、ファンダメンタルでもテクニカルでもなく、
もうそろそろやり過ごせただろうという人間心理にあることが伺える。
株価が少しでも上がりだすと、我も我も、乗り遅れるなと人が殺到し、急上昇していく。
そして、もうやばいかもね、という心理が出たころに何かネガティブ要因が起こると、
それをきっかけに全員が市場から逃げ出すため、バブルが崩壊する。
市場は神の見えざる手が動き、価格算定の最も合理的な手段であると言われるが、
実は最も原始的なハレと恐怖の感情が支配しているのだと思う。
by coolmoment
| 2008-07-28 12:41
| 経済