2008年 08月 03日
外部記憶の功罪 |
最近はパソコンを打ちながら考えをまとめる事が多い。
書きながら考えることで、視覚的なフィードバックが生まれ、収斂しやすいからだろう。
しかし、最終的には頭の中で組み立てたストーリーに沿って、
流れるようにアウトプットした際のレポートの質が一番高いように感じる。
人間の記憶は、短期記憶(海馬)と長期記憶(大脳記憶野)から構成される。
PCとの相似で行けば、短期記憶がキャッシュで、長期記憶がメモリと言った所か。
それでは外部記憶はと言うと恐らく、メモ書きやパソコンになるだろう。
PCが一般的になる前は、資料は手書きで書いていた。
書き損じが許されない事もあるので、事前に資料や事例を読み漁り、
頭の中で構成を練り上げて、丁寧に執筆していた。
これはPCで言えば、キャッシュとメモリだけでの処理に相当する様に思う。
一方、PCによる資料作成はどうか。
頭に浮かんだ情報をリアルに打ち込んでいくので、自分が紡ぎ出した情報ではあるが、
視覚を通じて脳に読み込み直し、処理後にまたPCに打ち込んでいく。
脳の外部の広大な記憶空間を利用した思考方法だ。
これはPCで言えば、外部記憶装置(ディスクなど)に相当すると思われる。
両者それぞれ長短あるのだろうが、処理速度はキャッシュとメモリの圧勝だ。
そして、100倍の速度向上は圧倒的な質の変化をもたらす。
美辞麗句が踊り、凝った構成の、数十枚のレポートより、
本質を突く一枚、真実を告げる一行のメッセージが心を揺さぶる時がある。
恐らく、頭の中で綿密かつ奔放に、周囲を忘れて集中した結果だろう。
PCのディスク容量は拡大を続け、いまや動画や音声を潤沢に記憶できるようになった。
近い将来、人間の思考に必要な記憶の全てを外部記憶に委ねることも可能になるかもしれない。
その時、人間の頭脳には何が残っているだろうか?
書きながら考えることで、視覚的なフィードバックが生まれ、収斂しやすいからだろう。
しかし、最終的には頭の中で組み立てたストーリーに沿って、
流れるようにアウトプットした際のレポートの質が一番高いように感じる。
人間の記憶は、短期記憶(海馬)と長期記憶(大脳記憶野)から構成される。
PCとの相似で行けば、短期記憶がキャッシュで、長期記憶がメモリと言った所か。
それでは外部記憶はと言うと恐らく、メモ書きやパソコンになるだろう。
PCが一般的になる前は、資料は手書きで書いていた。
書き損じが許されない事もあるので、事前に資料や事例を読み漁り、
頭の中で構成を練り上げて、丁寧に執筆していた。
これはPCで言えば、キャッシュとメモリだけでの処理に相当する様に思う。
一方、PCによる資料作成はどうか。
頭に浮かんだ情報をリアルに打ち込んでいくので、自分が紡ぎ出した情報ではあるが、
視覚を通じて脳に読み込み直し、処理後にまたPCに打ち込んでいく。
脳の外部の広大な記憶空間を利用した思考方法だ。
これはPCで言えば、外部記憶装置(ディスクなど)に相当すると思われる。
両者それぞれ長短あるのだろうが、処理速度はキャッシュとメモリの圧勝だ。
そして、100倍の速度向上は圧倒的な質の変化をもたらす。
美辞麗句が踊り、凝った構成の、数十枚のレポートより、
本質を突く一枚、真実を告げる一行のメッセージが心を揺さぶる時がある。
恐らく、頭の中で綿密かつ奔放に、周囲を忘れて集中した結果だろう。
PCのディスク容量は拡大を続け、いまや動画や音声を潤沢に記憶できるようになった。
近い将来、人間の思考に必要な記憶の全てを外部記憶に委ねることも可能になるかもしれない。
その時、人間の頭脳には何が残っているだろうか?
by coolmoment
| 2008-08-03 11:50
| テクノロジー